(雑誌「選択6月号。をんな千一夜・石井妙子著」より)
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囲碁界というと、何やら古めかしく旧弊なところというイメージを抱かれているようでだが、こと、女性活躍という面でいえば、実に先進的な社会であった。なにせ、江戸時代から女性棋士がおり、男の弟子を取って教える一方、大奥の出稽古も任されていたというのだから。
また、どんなスポーツでも男女が一緒に勝負を争うものはないが、囲碁は昔から、男女平等。基本的に女性だからと、別扱いされず対等に男性と戦っている。
同じボードゲームでも将棋は事情が異なり、こちらは女性に門戸を開いているものの、未だかって、女性で男性との勝負に制してプロ棋士なった例はない。 ・・・・・。 この「女流棋士」の誕生でさえ、昭和も後半に入ってからなのだから、囲碁界とは事情が大きく異なってくる。
こうした江戸時代から続く、囲碁界の女性棋士の伝統を受け継ぎ、ひときわ大きな足跡を残した存在が明治8年、東京に生まれた喜多文子名誉8段である。
※囲碁界って素晴らしいですね。昔から男女平等。それに比べ・・・・。比べてはいけませんかね。
2018
05Jun