サロンの本棚から
サロンには詰碁、布石以外にも囲碁に関する小説、随筆が置いてあります。
その中からいくつかご紹介します。今回は、「名人」。川端康成が昭和13年6月~12月にかけて打ち継がれた本因坊秀哉の引退碁
の観戦記を戦後発表したものです。6ヵ月にかけて一局を完成させるじりじりとしたやり取りと、黒121手目の封じ手が圧巻です。引退碁の相手である大竹7段は実は木谷実7段です。短編の中に木谷7段の人となりを思わせるエピソードが織り込まれています。
新潮文庫473円
サロンには詰碁、布石以外にも囲碁に関する小説、随筆が置いてあります。
その中からいくつかご紹介します。今回は、「名人」。川端康成が昭和13年6月~12月にかけて打ち継がれた本因坊秀哉の引退碁
の観戦記を戦後発表したものです。6ヵ月にかけて一局を完成させるじりじりとしたやり取りと、黒121手目の封じ手が圧巻です。引退碁の相手である大竹7段は実は木谷実7段です。短編の中に木谷7段の人となりを思わせるエピソードが織り込まれています。
新潮文庫473円